多くの学習塾の中で、なかなか繁盛していない学習塾さまの話を聞いていると、経営に対する考え方として「売上に対する意識が短い期間で考えている」ことがあげられます。
売上や生徒・保護者の数を、単月ごとでしか捉えていないため、年間を通した計画を立てることなく、思いつきの行動に終わってしまっています。(計画を立てることが苦手なので、目の前のできることから始めてしまうことも多い。)
実際、半年後・1年後の売上や利益予想について、即答できる人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
前月や、昨年と同時期の数字を見て「今月もおそらくこれくらいなんだろうなー」と予想をする程度で、1年を通した月ごとの利益の上下から、分析している人は少ないと思われます。
それに加え空いた時間にいたっては、売上を上げるため、生徒・保護者の来塾数を増やすために集客への工夫をするのではなく、自分の技術を磨くことで満足してしまう人も多いようです。
技術の向上は必要ですが、これでは、経営に関して完全な「待ち」のスタイルになってしまっています。
(生徒・保護者が来るのを偶然に任せてしまっている。)
しかし、今月や来月だけの売上を考えるのではなく、1年間を通した年間売上を意識するようにすると、1年間の中で売上が落ち込む時期に、どのようにして売上や生徒・保護者の数を増やそうか?、という発想が生まれてきます。
個人で学習塾を経営している人は「技術者」でもあり「経営者」でもあることを忘れないようにしておきましょう!
技術の向上 = 生徒・保護者を満足させる方法。
宣伝広告 = 生徒・保護者を来塾に導く方法。
●ポイント
学習塾経営は続けていくもの。
次の一手を考えながら経営に取り組もう!